R言語で、日時オブジェクトの分要素を取得または設定する方法について解説します。時間に関する処理はtidyverseパッケージに含まれているlubridateパッケージを使うのがとても便利です。ここでは、lubridateパッケージのminute()の使用方法についてお伝えします。
minute()の概要
minute()は、日時オブジェクトの分要素を取得または設定するための関数です。
minute()の使い方
minute(x)
minute(x) <- value
minute()の引数
x
日時オブジェクト（POSIXct、POSIXlt、Date、Period、chron、yearmon、yearqtr、zoo、zooreg、timeDate、xts、its、ti、jul、timeSeries、fts）を指定します。
value
分を表す数値を指定します。
準備
あらかじめ、tidyverseパッケージを読み込んでおきます。
library(tidyverse)
使用例
分を取得する
分を取得するには次のようにします。
x <- ymd_hms(c("2001-01-01 01:01:01", "2002-02-02 02:02:02", "2003-03-03 03:03:03"))
minute(x)
[1] 1 2 3
分を設定する
分を設定するには次のようにします。
minute(x) <- c(11, 12, 13)
x
[1] "2001-01-01 01:11:01 UTC" "2002-02-02 02:12:02 UTC" "2003-03-03 03:13:03 UTC"