官能評価・生理計測データの解析と、報告書の作成をお引き受けします。
要因が多く、何が効いているかを探すところからお引き受けできます。
御社の製品や原料の皮膚刺激性試験、使用感評価など、ヒトを対象とした試験を実施されていましたら、ご依頼を承ります。
お引き受けする範囲
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 担当する範囲 | 解析と報告書の作成 |
| 報告書に記載すること | 分析方法と、その結果を分かりやすく記載します |
| 報告書に含まないもの | 製品や原料に関する専門知識をもとにした考察は含みません |
| 扱わない範囲 | システムへの組み込みと、その運用保守 |
| 作業者 | 事業主1名です。分析作業の再委託は行いません |
手元のデータを、別の角度から見直す(探索的データ解析)
試験のデータは、その試験の目的に沿った解析が終わった時点で、多くが使われないまま残ります。
測定した項目のすべてが結論に使われるわけではなく、被験者の背景、部位ごとの違い、経時の変化、自由記述の回答などは、必要な範囲だけを確認して終わることが少なくありません。
同じデータを別の切り口で見ると、次の仮説になる材料が見つかることがあります。
- 測っている項目の全体を1枚の図にすると、確かめたい項目に直接つながるものと、別の項目を経由してつながるものが分かれて見える
- 全体では差が出なかったが、特定の層(肌質、年齢、部位、季節)では傾向が違う
- 主要な指標だけでは説明できなかった評価が、別の測定項目との組み合わせで説明できる
- 官能評価の自由記述に、数値の指標には現れていない共通の言い回しがある
- 過去に実施した複数の試験を並べると、単独では見えなかった傾向が現れる
可視化、クラスタリング、次元削減、アソシエーション分析、ネットワーク分析、ベイジアンネットワーク、自由記述のテキスト分析などを、データの状況に応じて組み合わせます。
何が見つかるかは、事前に分かりません。
何も見つからないこともあります。
そのため、手法ごとの料金ではなく、範囲と期間でお見積りする形をとっています。
報告書には、試した見方と、そこから見えたことを記載します。
仮説を組み立てるための材料としてお使いいただくものです。
この段階で得た仮説を、あらためて試験で確かめる、という進め方になります。
見つかったかどうかにかかわらず、次のものが手元に残ります。
- 測定項目どうしの関係を示した図。どの項目が他とつながっていて、どれが単独で動いているかが分かります
- 傾向が違った層と、違わなかった層の切り分け。次の試験で誰を対象にするかの判断に使えます
- 説明の候補として挙がった要因を、確かめる順に並べたもの
- 試したが手がかりにならなかった見方の記録。同じ見方を次にもう一度試さずに済みます
新しい試験を計画される前にご相談いただくこともできます。
手元のデータで確かめられることが残っていれば、次の試験で何を測るかの判断に反映できます。
この分析に限り、初回のご依頼ではファイルの統合と、表形式への整備を含みます。
ファイルが分かれていても、表の形に整っていなくても、そのままお預けください。
こんなご依頼をお受けしています
お手元にあるものと、確かめたいことから、用いる手法が決まります。
| 確かめたいこと | 用いる手法 |
|---|---|
| 予想と違う結果が出て、原因の見当がつかない | 探索的データ解析(前述) |
| すでに取り終えた試験のデータを、別の角度から見直したい | 探索的データ解析(前述) |
| 効果に影響する要因が多く、どれが効いているかを整理したい | 多変量解析、回帰分析 |
| 自由記述やアンケートの回答を、数として扱える形にしたい | テキスト分析、多変量解析 |
| 配合や試験条件の組み合わせを絞り込みたい | 実験計画法、ベイズ最適化 |
| 2群または3群以上を比べて、差があると言えるかを確かめたい | 統計的仮説検定(多重比較を含む) |
| 試験を始める前に、必要な被験者数を決めたい | サンプルサイズ設計(検出力分析) |
| 出ている解析結果の読み方について、意見がほしい | データ分析の相談 |
試験を始める前のご相談もお受けします。
比べ方(2群か、3群以上か、対応があるか)と、見込む効果の大きさから必要例数を算出します。
データを取った後では変えられない部分ですので、設計の段階でご相談いただけます。
対応できる手法の一覧は「サービス」に記載しています。
これまでに扱ったデータ
ヒト試験・官能評価に関わるものを抜き出しています。
全体は「事業情報」をご覧ください。
- ヒト試験データ(官能評価、アンケート、自由記述)
- 生理計測データ(脳波、アイトラッキング、ニューロメーターによる電流知覚閾値、温度感受性)
- 安全性試験データ(パッチテスト、スティンギングテスト)
- オミクスデータ(遺伝子発現:DNAアレイ・RNA-seq、メタボローム、リアクトーム)
- 肌測定データ(角層水分量、経皮水分蒸散量(TEWL)、皮脂量、色(Lab*)、皮膚粘弾性)
- 皮膚の形状・画像データ(PRIMOSによるしわ・肌理の3次元形状、VISIAによる顔画像解析:シミ・毛穴・赤みなど)
- 身体組成データ(InBodyによる体脂肪率、筋肉量、体水分量など)
- サイコレオロジーデータ(製品の粘弾性などの物性測定と、アンケートによる評価を組み合わせたもの)
守秘義務および掲載許諾の関係により、お取引先の名称と、成果物の内容および分析の手法・結果は公開しておりません。
事業者としての情報と取引実績は「事業情報」に記載しています。
お預かりするデータの取扱い
ヒト試験データの解析では、被験者を識別する情報をお預かりしません。
被験者IDのみを受け取り、氏名等との対応表は御社に保持していただきます。
このほか、再委託しないこと、生成AIや外部サービスに入力しないこと、クラウドストレージに保管しないこと、案件の終了後に消去することなどを、「データの取扱いについて」に定めています。
秘密保持契約書または守秘義務条項について、御社の様式をご提示いただければ締結いたします。
契約書のない案件でも、データの取扱いは変わりません。
ご依頼から納品までの流れ
- お問い合わせ・ヒアリング: 研究課題、データの状況、確かめたいことをお聞かせください。お見積りのためのヒアリングは無料でお受けします。
- ご提案・お見積り: 用いる手法、スケジュール、お見積りを提示します。
- ご契約: ご提案内容にご納得いただけましたら契約を締結します。秘密保持契約書または守秘義務条項は、御社の様式をご提示いただければ締結いたします。
- データのお預かり・分析開始: 受け渡しは御社の方式に合わせます。分析の途中で、認識のズレがないかを確認しながら進めます。
- ご報告: 用いた方法と結果を記載した報告書を提出します。結果の読み取りについては、ご報告の後もご質問をお受けします。
- データの消去: 単発のご依頼では、案件の終了後にデータを消去し、消去した旨をご報告します。継続のご依頼では、御社のご指示があった時点で消去します。
納期は、用いる手法、サンプルサイズ、測定項目の数によって決まります。
手法ごとの目安は「料金について」に記載しています。
お急ぎの場合はご相談ください。
料金
「料金について」に記載しています。
分析の目的によって料金の決まり方が変わりますので、次の項目をご覧ください。
- 統計的に確かめたい
- 手がかりを見つけたい(探索的データ解析)
- 条件を最適化したい
- 判断に意見がほしい(データ分析の相談)
ご相談からお見積りまで無料でお受けしております。
よくあるご質問
はい。データの量よりも、そのデータに何が含まれているかが重要です。小規模なデータであっても、適切な手法を用いることで結論を示せるケースは多々あります。必要な被験者数の見当がついていない段階でしたら、サンプルサイズ設計からご相談ください。
はい。当時の目的とは別の切り口で見直すご依頼をお受けしています。どの条件で測ったものかが分かる状態であれば、年数が経っていても差し支えありません。複数の試験をまとめて見直す場合、測定項目や表記が試験ごとに違うことが多く、突き合わせられる形に整える作業が必要になります。その分は別料金となりますので、お手元の状態をお聞かせください。整えるところだけをご依頼いただくこともできます(「分析用データの整備」)ただし探索的データ解析については、初回のご依頼に限りこの作業を料金に含みます。
一部だけのご依頼をお受けしています。解析の全体ではなく、特定の手法の部分だけ、あるいは報告書に載せる図表の作成だけといった形でも承ります。解析は社内で行い、その進め方や結果の読み方について意見がほしいという場合は、時間制の「データ分析の相談」をご利用ください。
当方がお作りするのは、分析方法と、その結果を記載した報告書です。どのデータに何を行い、何が得られたかを、分かりやすく記載します。結果には統計的な観点からの読み取りを含みます。製品や原料に関する専門知識をもとにした考察は含みません。その分野の解釈は、御社の知見によるほうが確かなためです。
お受けできます。表形式(1行1レコード)に入力済みのデータをお預かりするのが前提ですが、そうでない場合は、整える作業を含めてお引き受けします。その分が別料金になります。ただし探索的データ解析については、初回のご依頼に限りこの作業を料金に含みます。
1行1レコードの形に入力されていないものは、その形に整えるところからお引き受けします。画像・波形・3次元形状などは、表に入る値(面積、個数、回数など)を取り出す作業が必要です。表にはなっていても、試験ごとに様式が違うファイルを統合する場合や、コード表など外部の資料と照合して値を意味づける場合も、同じく別料金です。作業量はデータによって大きく変わりますので、お手元の状態をお聞かせいただければお見積りします。
どこまでが分析の料金に含まれ、どこからが別料金になるかは、「料金について」の「分析の料金に加わるもの」に記載しています。整備だけをご依頼いただくこともできます。「分析用データの整備」をご覧ください。
被験者を識別する情報はお預かりしません。被験者IDのみを受け取り、氏名等との対応表は御社に保持していただきます。お預かりしたデータは生成AI・クラウドストレージに入力せず、外部に持ち出さず、再委託も行いません。取扱いの全項目は「データの取扱いについて」に記載しています。
ご要望に応じて、PDFレポート、プレゼンテーション資料など、多様な形式で納品します。
他のサービス
お問い合わせ
「この形のデータで分析できるか」「どの手法を使うことになるか」といったご相談も承ります。
お見積りのためのヒアリングは無料でお受けします。
お問い合わせフォームよりご連絡ください。


