R言語で、日時オブジェクトの年要素を取得または設定する方法について解説します。時間に関する処理はtidyverseパッケージに含まれているlubridateパッケージを使うのがとても便利です。ここでは、lubridateパッケージのyear()の使用方法についてお伝えします。
year()の概要
year()は、日時オブジェクトの年要素を取得または設定するための関数です。
isoyear()は、ISO 8601週暦に従って年を返します。
epiyear()は、疫学週暦に従って年を返します。
year()の使い方
year(x)
year(x) <- value
isoyear(x)
epiyear(x)
year()の引数
x
日時オブジェクト(POSIXct、POSIXlt、Date、Period、またはPOSIXltに変換可能なその他のオブジェクト)を指定します。
value
年を表す数値を指定します。
準備
あらかじめ、tidyverseパッケージを読み込んでおきます。
library(tidyverse)
使用例
年を取得する
年を取得するには次のようにします。
x <- ymd(c("2001-01-01", "2002-02-02", "2003-03-03"))
year(x)
[1] 2001 2002 2003
年を設定する
年を設定するには次のようにします。
year(x) <- c(2011, 2012, 2013)
x
[1] "2011-01-01" "2012-02-02" "2013-03-03"