Ubuntu16.04で、任意のバージョンのNode.js環境を構築する方法をお伝えいたします。
apt-getコマンドによりNode.jsをインストールしようとすると、かなり古いバージョンがインストールされます。
そのため、最新または任意のバージョンをインストールするときは、PPA(personal package archive)からインストールする方法などがありますが、その中でも最も簡単だと思われるnというNodeのバージョン管理を用いた方法をご紹介します。

手順の流れとしては、次のようになります。

  1. apt-getコマンドから、Ubuntuリポジトリのnodejs(Node.js本体)とnpm(Nodeのパッケージ管理)をインストール
  2. npmコマンドから、Nodeのバージョン管理を行う「n」パッケージをインストール
  3. nコマンドから、任意のバージョンのNode.jsをインストール
  4. apt-getコマンドでインストールしたnodejsとnpmをアンインストール

環境

今回、Node.jsを構築する環境を確認しておきます。また、以下の作業はすべてターミナルにて行っております。

Ubuntuのバージョン


$ cat /etc/lsb-release

DISTRIB_ID=Ubuntu
DISTRIB_RELEASE=16.04
DISTRIB_CODENAME=xenial
DISTRIB_DESCRIPTION="Ubuntu 16.04.3 LTS"

apt-getからnodejsとnpmをインストール

次のコマンドを実行してnodejsとnpmをインストールします。


$ sudo apt-get install nodejs npm

npmからnパッケージをインストール

次のコマンドを実行してnpmからnパッケージをインストールします。


$ sudo npm install -g n

/usr/local/bin/n -> /usr/local/lib/node_modules/n/bin/n
/usr/local/lib
└── n@2.1.8 

nからNode.jsをインストール

nを用いてNode.jsをインストールするときに、バージョンを指定します。

最新版のNode.jsのインストール

最新版のNode.jsをインストールするときは、次のコマンドを実行します。


$ sudo n latest

最新の安定版のNode.jsのインストール

最新の安定板のNode.jsをインストールするときは、次のコマンドを実行します。


$ sudo n stable

     install : node-v8.4.0
       mkdir : /usr/local/n/versions/node/8.4.0
       fetch : https://nodejs.org/dist/v8.4.0/node-v8.4.0-linux-x64.tar.gz
   installed : v8.4.0

最新のLTS版のNode.jsのインストール

最新のLTS版のNode.jsをインストールするときは、次のコマンドを実行します。


$ sudo n lts

任意のバージョンのNode.jsのインストール

任意のバージョンのNode.jsをインストールするときは、まず次のコマンドでインストールできるNode.jsのバージョンを調べます。
「n ls」コマンド実行すると、大量にバージョンが表記されます。以下のコマンドの結果は、いくぶん省略させていただきました。


$ n ls

    0.0.1
    0.0.2
    0.0.3
    0.0.4
    0.0.5
~~~~~~~~~~~~~~
    8.2.0
    8.2.1
    8.3.0
    8.4.0
    8.5.0

バージョンを指定してNode.jsをインストールするするときは、次のコマンドを実行します。
次はバージョン8.5.0をした場合になります。


$ sudo n 8.5.0

apt-getからnodejsとnpmをアンインストール

nを用いてNode.jsをインストールしたら、apt-getコマンドからインストールしたnodejsとnpmは不要となるので、アンインストールしておきます。


$ sudo apt-get purge nodejs npm
$ suto apt-get autoremove

確認

最後に、Node.jsとnpm、nのバージョンを確認しておきます。


$ node -v
v8.4.0

$ npm -v
5.3.0

$ n --version
2.1.7

nコマンドについて

Nodeバージョン管理nは、バージョンを指定したり、不要なバージョンを削除できる機能などがあります。
詳しくは、次のサイトをご参考にしてください。

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