R言語のforcatsパッケージに含まれているfct_inseq()関数について解説します。この関数は、「数値として意味を持つ文字列の因子を、その数値の大きさ順に並べ替えたい」ときに使える関数です。通常、Rの因子はアルファベット順(辞書順)で因子水準(レベル)が自動定義されるため、文字として並べ替えると意図しない順番(例: 1, 10, 2)になってしまいます。これを解決してくれる関数です。
forcatsパッケージは、因子型(factor型)データを操作するための強力で便利な関数を多く取り扱っています。また、Rのデータサイエンス向け主要パッケージ群であるtidyverseパッケージにも含まれています。
概要
fct_inseq()は、因子水準を数値順に並び替えるための関数です。
使い方
fct_inseq(f, ordered = NA)
引数
f
因子を指定します。
ordered = NA
出力を「順序付けられた因子」にするかどうかの論理値を指定します。
NAは既存の状態を保持します。
使用例
準備
あらかじめ、tidyverseパッケージまたはforcatsパッケージを読み込んでおきます。
# library(tidyverse)でもよい
library(forcats)
解説のために、次の因子を使用します。
f <- fct(c("3", "2", "1"))
因子水準を数値順に並び替える
因子fに対して、因子水準を数値順に並び替えるには次のようにします。
fct_inseq(f)
[1] 3 2 1
Levels: 1 2 3